エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

小規模エンダウメントにはETF分散投資が有効?

CAIAのアナリストとマサチューセッツ大学の教授が興味深い研究結果を発表しています。

結論から申し上げますと、小規模エンダウメントにはオルタナティブ投資は必要ではなく、むしろETFで複数の資産に分散投資したほうが有効であるとのことです。

 

オルタナティブ投資のファンド・マネジャーにとっては耳の痛い話ですが、論点は以下の通りです。

 

(1)エンダウメントのパフォーマンスは運用費用控除後で表記されるものの、非流動性資産を運用する運用スタッフの人件費などは調整されていない。

 

(2)多くの小規模エンダウメントは、ハーバード大学エンダウメントの運用ポートフォリオをコピーする事例が多いものの、結局米国株への投資割合がかなり高い事例が多々ある。

 

(3)エンダウメントの基本投資割合は多くの場合変わることがないため、一旦マイナスのパフォーマンスに陥ると、複利的にマイナス幅が広がる可能性もある。

 

こうした状況に対しての解決策は、

 

(4)低コストETFを組み合わせ、効率的なパフォーマンスをめざす。(下図)

 

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(5)オルタナティブ投資を否定するわけではないが、そのエンダウメントの運用資産規模、高いファンド・マネジャーの選択能力、運用スタッフの拡充が必要である。

 

アクティブ運用かパッシブ運用かの論争は決着を見ていませんが、ここでもオルタナティブ投資を導入するか否かの議論がにぎやかです。要するに、他のエンダウメントをまねするのではなく、身の丈に合った運用戦略を持つべし、というのが彼らの意見なのでしょう。

 

(参照文献:https://www.ai-cio.com/news/multi-asset-etf-portfolio-best-route-smaller-endowments-isenberg-professor-says/

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