エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

プライベート・エクイティ(PE):スタンフォード大学エンダウメントのアプローチ

米国エンダウメントの上位プレーヤーのポートフォリオには、かなりの割合のオルタナティブ投資が組み入れられています。

 

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トップ5のエンダウメントでは約6割がオルタナティブ投資となっており、超過収益を獲得するのには必須の資産クラスとなっています。

 

その中でも、イェール大学、ハーバード大学スタンフォード大学オルタナティブ投資の中でもプライベート・エクイティ(以下、PE。非公開株式投資のこと)への運用で、より高い超過収益の獲得を目指しています。

 

以下は、6月6日から7日にニューヨークで行われたBloomberg Invest New Yorkカンファレンスでスタンフォード大学エンダウメントの責任者であるRobert Wallace氏が、なぜPE投資に注目するのかを語った 要旨です。

なお、同エンダウメントの直近の運用資産総額は約2兆8000億円です。

 

<PEに注目する理由>

(1)既存の上場株式よりも、より高い超過収益が得られる可能性が高い。

 

(2)一方、市場には約90兆円近くの投資待機資金が積みあがっており、モノによっては割高なPEも存在する。

 

(3)同エンダウメントはPEに対してかなり厳格な調査を経て投資する。Wallace氏が師事したイェール大学のDavid Swensen氏の影響が大きい。

 

(4)スタンフォード大学エンダウメントは、過去5年のパフォーマンスでイェール大学やプリンストン大学の後塵を拝している。特に2016年度はマイナス0.4%と不調。

 

(5)同エンダウメントのPE投資比率はポートフォリオ全体の26%(2016年6月末)で、過去10年間の平均リターンは+12%でベンチマークの+10%を上回っている。

 

日本ではまだ完全に根付いていないPEですが、米国市場では機関投資家が超過収益を獲得するには必須の資産クラスです。

 

日本におけるPEについてはこちらをご参照ください。

(参照文献:https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-06-07/stanford-endowment-ceo-wallace-urges-caution-on-private-equity

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