エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

米国エンダウメント:2017年の課題

米国エンダウメントの2016年度(2016年6月末基準)年のパフォーマンスがあまり良好ではなかったことは何度か言及しています。

 

さはさりながら、エンダウメントによっては平均的なパフォーマンスを上回るものもあり、2017年度以降もパフォーマンスのばらつきがみられるのではないかと思われます。

 

「The Chronicle of Philanthropy」誌が調査した結果によると、2016年6月基準のエンダウメントの平均的な過去1年のパフォーマンスはマイナス2%、12月末基準では+6%となっています。

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通常、エンダウメントが寄付金と運用益を合わせて年間の支出をしていくわけですが、資金の流出入をニュートラルにしていくには、だいたい年間パフォーマンスは7~9%程度が必要と言われています。このレベルが、エンダウメントの資産を減らさずに次世代に残すことのできる水準というわけです。

 

こうした環境下でも、良好なパフォーマンスを計上しているエンダウメントがあります。

 

その中の一つThe W.K. Kellogg Foundation(コーンフレークで有名なケロッグの財団。運用資産は約1.1兆円。)は、主要投資を株式としています。

https://www.wkkf.org/who-we-are/overview

パフォーマンスの内訳は、上場株式が70%、プライベートエクイティヘッジファンド/不動産に26%、残りを債券と現金に振り分けています。このポートフォリオで、2016年度(8月 決算)の過去一年のパフォーマンスは+18%となっています。

 

さて、2017年度もエンダウメントは様々な局面にチャレンジせねばなりません。

(1)高値圏で推移する株価

(2)低金利が継続

(3)トランプ政権の経済政策への不透明感

(4)地政学リスク(北朝鮮問題、米国外交への不安)

 

もちろん、エンダウメントだけでなく個人投資家レベルでもウォッチする必要はありますが、いつの時代も良好な運用成績を残していくのはなかなか難しい環境にあるのです。

(参照記事:https://www.philanthropy.com/items/biz/pdf/CP2908_20-21%20Endowment%20Survey_b.pdf

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