エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

米国エンダウメントの運用コストに対する考え方

米国ではパッシブ運用がアクティブ運用を凌駕してきていますが、日本でもその流れが顕著になってきています。

 

<米国>

https://www.ft.com/content/2e975946-fdbf-11e5-b5f5-070dca6d0a0d

<日本>

http://style.nikkei.com/article/DGXMZO15044480X00C17A4000000?channel=DF280120166602

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この底流にあるのは、

(1)アクティブ運用がパッシブ運用のパフォーマンスを上回るのは簡単ではない。

(2)アクティブ運用の運用コストは、(インデックス・ファンドやETF)パッシブ運用を大きく上回る。

という2点だと思われます。

 

すなわち、市場平均値(=ベンチマーク)よりもより高いパフォーマンスが得られる可能性が低いアクティブ運用に、高いコストをかけて運用するのは合理的ではない、という考え方です。

 

これに対し、運用コストをどのように考えているかを明確にしているのが、イェール大学エンダウメントです。その運用報告書の中で反論を試みています。

同エンダウメントの運用資産は約2.8兆円にもなりますが、運用報告書の中で2ページを割いて、運用コストについて説明しているのです。

http://investments.yale.edu/s/Yale_Endowment_16.pdf 22-23ページ

 

要約すると、
(1)どの運用資産クラスに対しても、フェアで効率的な運用管理報酬をそれぞれの運用会社と取り決めている。
(2)同エンダウメントが、運用会社に対し運用コストの引き下げを交渉できる米国株式や海外株式については低位にすることができる一方で、絶対リターンヘッジファンドLBO/VCといった資産クラスでは業界標準に近いものとなる。

(3)結局、イェール大学エンダウメントは、運用コスト単体での評価をするわけではなく、こうしたフィー控除後のネット・パフォーマンスで運用成績の評価をする、ということです。

 

昨今、運用コストは低ければ低い方がよいというのが世の中の風潮になっているようですが、巨大資金を運用するエンダウメントと個人投資家の運用スタイルが同じではないように、運用コストに対する考え方もそろぞれあってしかるべきです。

 

最終的には、投資家が自らが負担する運用コストを理解・納得して運用するのが本筋だと思います。

 

(参照文献:http://finance.yahoo.com/news/yale-endowment-blasts-low-fee-212125168.html

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