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エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

逆風となるエンダウメントの化石燃料投資

最近では、ESG投資(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮した運用の考え方)が広く浸透しようとしています。

 

こうした流れのひとつとして、原油掘削会社や石油精製・販売企業に対する投資が厳しい目で見られ始めています。本日紹介するのは、ボストンの私大であるエマーソン大学(Emerson College)の学生が化石燃料投資を止めるように大学に働きかけているという話題です。

 

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同大学のエンダウメントの運用資産は約170億円程度と、ハーバード大学やイェール大学と比べると、かなり小規模な運用資産となっています。

 

こうした規模では、専任の運用担当者を設置することは難しく、基本的にパッシブ運用を志向しています。(全米大学実務者協会のリストにも掲載されていません。http://www.nacubo.org/Documents/EndowmentFiles/2016-Endowment-Market-Values.pdf

 

さて、興味深いのは、このように小規模のエンダウメントでも学生がその投資先に関心を持ち、あまつさえ「化石燃料への投資を止めるように!」(fossil fuel divestment)と運動していることです。

 

ただ、同大学の言い分としては、(パッシブ運用なので)直接 BPや ExxonMobil等に投資しているわけではないので、すぐに中止するわけには行かないとのことです。

 

加えて、運用パフォーマンスもこれら企業が投資対象になっているかどうかは別にして、常によりよい運用成果を上げなければ大学の財政にも影響が出てくるのは論を俟ちません。一方で、環境に配慮した運用を行うのも、世の中の流れからして当然です。

 

同様の動きはボストン大学のDivest BU やマサチューセッツ大学のThe UMass Fossil Fuel Divestment Campaignなどでも見られます。

 

 今後どうなるかは分かりませんが、オルタナティブ投資の一種として直接化石燃料を使わない太陽発電や風力発電、森林を育てて材木を切り出し販売する森林投資などが注目されていくのかもしれません。

 

参照:http://www.berkeleybeacon.com/news/2017/3/30/emerson-endowment-has-fossil-fuel-ties

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