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エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

スタンフォード大学のエンダウメント投資対象資産:ユニークな土地投資

アメリカ西海岸のスタンフォード大学のエンダウメント資産は約3.4兆円と、ハーバード大学やイェール大学に双肩する規模となっています。

 

各大学のエンダウメントはそれぞれ運用手法が異なり、リターンも異なるわけですが、スタンフォード大学の直近の財務諸表が公開されたこともあり、少し中身を見ていきましょう。

http://bondholder-information.stanford.edu/pdf/SU_AnnualFinancialReport_2016.pdf

 

<投資対象資産>

下図は最近5年間の、運用資産残高推移とその内訳です。

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出典:http://bondholder-information.stanford.edu/pdf/SU_AnnualFinancialReport_2016.pdf (以下同)

資産配分は大きくは変わってないようですが、上場株式や債券に運用する割合よりも、不動産、絶対リターン型ヘッジファンド、未公開株といったオルタナティブ投資への割合の方が多くなっています。

 

加えて、その運用方法はそれぞれの資産クラスごとに運用するのではなく、共同運用口座(Merged Pool)の中で一括で運用されています。(下図)

 

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この中で注目すべきは、約6000億円程度にもなる土地投資です。いずれも、endowed landとなっていますから、関係者から寄贈されたものと推察されます。

 

スタンフォードの土地投資>

この土地投資のほとんどは、8200エーカー(33百万平米≒5.8キロ四方)にも及ぶスタンフォード・リサーチ・パークという施設になります。ここには研究施設、病院、ショッピングセンターやホテルといった複合施設が展開されています。

http://stanfordresearchpark.com/about

 

投資リターンとしては、約6000億円の投資に対し、2016年度のリターン(諸費用控除後賃貸料)は約140億円(2.3%)、値上り益は450億円(8.1%)となっています。トータルリターンは年10.4%になりますので、この区画に対する旺盛な需要を背景に、かなり好成績なパフォーマンスと言えるでしょう。

 

スタンフォード大学のエンダウメントは、単純に土地や建物を買って賃料や値上り益を享受するというよりは、まさに土地・施設を能動的に開発してリターンを挙げるデベロッパーの役割を果たしています。 資産運用というよりもビジネスに近い感覚です。

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