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エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

Hedge Funds? Is It Better to Invest in One or Own One?

先週、ハンガリーブダペストで行われた”Global Derivatives, Trading & Risk Management”という国際会議出席しました。そこでは、大変興味深い議論がありましたので、ご紹介します。

 

題目は、「Hedge Funds? Is It Better to Invest in One or Own One?」

ヘッジファンドに投資するのと、ヘッジファンドを自分で運用するのとどちらが得か?)です。

http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=2642156

 

論文自体は40ページにも及びますので、その結論を見るとこうなっています。

 

1.ジャンセンのアルファやシャープ・レシオといった、伝統的な手法で計測されるヘッジファンドのパフォーマンスは良好。(ただし、統計的に有意という意味ではない。)

 

2.こうした数値は“製造”される傾向がある一方で、アルファ(超過収益)は収益性を表す計数ではない。(ただし、超過収益を出しているファンドを売り、出していないファンドを買う投資家にとっては最良の計数である。)

 

3. 当研究室が使う経済的に有益なパフォーマンス測定方法では、多くのヘッジファンド指数のパフォーマンスは”ファーマ・フレンチ”ベースの市場ポートフォリオ指数を下回る。

 

4.当研究室は、ヘッジファンドが運用報酬に見合う有効な投資成果を出す根拠を発見できなかった。投資家がすべきこと:個別のヘッジファンドを厳選すべし。

 

とまあ、ヘッジファンドの運用者にとっては耳の痛い話ばかりですが、こういった議論を受けてパフォーマンスを向上させるのも運用者の義務でもあります。

 

多少複雑ですが、ヘッジファンド運用者でさえ、ファンド・オブ・ヘッジファンド形式でヘッジファンドに運用することがあります。したがって、こうした議論は投資家としても傾聴に値することなのです。

 

そういう意味でも、このブダペストの会議はとても有用なものでした。(写真内の手前の川はドナウ川です。)

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