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エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

アルファ(α­=超過収益)の源泉はどこにあるのか? (ヘッジファンド)

ロングオンリー・ファンドのαの源泉が銘柄選択にあるのと異なり、ヘッジファンドの超過収益の源泉は戦略にあります。

 

これまでにもこのブログの中で、ヘッジファンドの大まかな戦略を述べてきましたが、実のところヘッジファンドは戦略多岐に亘り、

大まかな分類では捉えられないところがあります。

加えて、それらの戦略はファンドマネジャー個人によって開発されるケースがほとんどで、属人的でもあります。

 

もちろん、ロングオンリー・ファンドのでも運用戦略や投資方針は個別になるため、ひとつとして同じファンドになることはありません。

しかしながら、個別銘柄の選定においてはファンドマネジャーのみが、銘柄選定を行うケースは少なく、各銘柄の調査・分析には別個の調査部を設けて、チーム全体で銘柄の絞込みを図っていくケースがほとんどです。

筆者の過去の経験においても、ロングオンリー・ファンド主体の運用会社には大規模な調査チームを持った運用部が、チームとして投資判断をしていました。

 

ここで考えなければならないのは、いわゆるキーマンリスク(Key man risk)です。

 

チーム運用を標榜するロングオンリー・ファンドであれば、ファンドマネジャーが退社したとしても、ポートフォリオにそれほど大きな影響は与えないと考えられます。なぜなら、投資対象銘柄は、調査・運用チーム全体で決定したものであり、ファンドマネジャー個人のみで決定したわけではないからです。

 

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ヘッジファンドの場合は事情が異なります。前述のように、投資戦略はファンドマネジャーの頭に中にあります。そのファンドマネジャーが退社するということは、その戦略も運用会社からなくなる、ということになります。

キーマンリスクは、ヘッジファンドの方が高いということになります。

 

これとは別に、よく市場を見ていらっしゃる読者の中には、ロングオンリー・ファンド(一般の投資信託)と比べて、ヘッジファンドは規模が全体的小さいと思われるのではないでしょうか。

日本の投資信託でも、最大の投資信託ETF除く)は、米国リートに運用する投資信託で、純資産総額は約1.5兆円です。一方、ヘッジファンドはそもそも日本に登録されていることがないため、実体が分かりません。データベースを見ると、Bridgewater Associates LP(ヘッジファンド運用会社)全体の運用資産が、約1.7兆円で世界一ということになっていますので、個別ヘッジファンドの純資産総額が一般的な投資信託と比べて、いかに小さいかがお分かりになるかと思います。

http://www.investopedia.com/articles/personal-finance/011515/worlds-top-10-hedge-fund-firms.asp

 

少数精鋭な運用者とその運用戦略が、ヘッジファンドの生きる道と言えましょう。

 

<How hedge funds generate α>

Unlike mutual funds that generate excess returns from stock picking, hedge funds generate the alpha from strategies.

Although I have already discussed the outline of the strategies so far, it is not enough to watch only the major categories when you really want to know the strategies.
In addition, such strategies are often developed by a fund manager, who can uniquely make investment ideas into proven strategies.

It goes without saying that mutual funds also have different investment themes so no identical mutual funds exist.
However, in many cases, long-only asset management companies have an investment team that consists of analysts and fund managers so that they can make investment decisions on a company wide basis, not on individual basis.
Looking back my personal experience at major Japanese and foreign asset management firms, they have a large investment team with ranging from 50 to 300 analysts and fund managers globally.

Now, we must think about so-called “key man risk”.

Generally speaking, long-only funds run by a big asset management company will not be affected by fund managers’ resignation because their investment decision was made by the company, not by fund managers individually.

The situation is not the same for hedge funds. As discussed earlier, investment strategies that hedge funds develop belong to their individual fund managers in many cases due to its uniqueness and complexity. This means when the fund manager leaves, the strategies are gone as well.
So, “key man risk” of hedge funds is much higher than mutual funds.

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In addition, you notice that the size of hedge funds is much smaller than mutual funds. In Japan, the net asset value of the largest mutual funds is around 1.5 trillion yen, which invests in REITs in the US. The world’s largest hedge fund company with 1.7 trillion yen is Bridgewater Associates LP, according to the database. So, the asset under management of a single hedge fund is also much smaller than mutual funds on average.
http://www.investopedia.com/articles/personal-finance/011515/worlds-top-10-hedge-fund-firms.asp

Most smart hedge fund managers do not rely on the size of the assets but do on their strategies.

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