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エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

スウェーデンのマイナス金利政策について (第2回)

3.マイナス金利の下限はありえるか?

 

結論から述べると、マイナス金利には限界がある。

 

別添を見てほしい。この図は銀行間取引金利のマイナス幅が大きくなればなるほど、金融市場への影響が大きいことが表されている。

 

預金金利はゼロ以下にならないとされているが、仮に実質的なマイナス金利である手数料が課されたら、預金者は現金を預金口座から下ろすだろう。それが経済的に合理的な行動だからだ。

 

一方、銀行が利ざやを確保するためには、預金金利をゼロにして貸出金利を一定以上の水準にするか、預金金利も貸出金利も下げて利ざやを確保するかの二択である。この場合、銀行は利ざやを稼げるが、預金者はハッピーとは言えない。

 

一方、インターバンク市場では、マイナス金利がさらにマイナスになると、利ざや確保のために貸出金利もさらにマイナスになる。しかしながら、

利ざやを極大化しようとするあまり、適切な金融機能がワークしなくなる可能性もある。

 

結局のところ、マイナス金利幅が大きければ大きいほど、家計も企業も銀行預金に預けておく合理性がなくなる。銀行から資金がなくなれば、その銀行は流動性不足に陥り、経営危機となる。したがって、マイナス金利は裁定が働くある一定のところで、落ち着かざるを得ない。

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