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エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

マイナス金利下でのヘッジファンド運用 その3   Hedge fund strategies under the negative interest rate policy #3

 http://www.gci.jp/jp/fund/

 

引き続き、ヘッジファンドの戦略を見ていきましょう。

 

(4) Relative Value(リラティブ・バリュー)

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直近ではパッとしませんが、3-5年のスパンで見ると、Relative Value(リラティブ・バリュー)戦略は最も安定的にリターンを出している戦略です。

 

リラティブ・バリュー戦略とは、投資対象資産のミスプライシング(価格偏差)に着目します。投資対象は、株式、債券、オプション、先物などすべてが対象になりえます。

ポートフォリオ・マネジャーは、こうした資産クラス間に存在する、価格差から収益を得ようとします。また、収益を極大化するためレバレッジを利用します。

 

例えば、Dividend Arbitrage(配当裁定取引)の事例を見ていきましょう。

 

A社株式は1株=5000円だったとしましょう。そして1週間後、配当が一株あたり200円払われることになっています。一方、この株式をアンダーライングするプット・オプションのストライク・プライス6000円の価格が1100円だったとしましょう。(一株6000円で、A社株を売る権利を1100円で買う。)

 

配当裁定取引を構築するポートフォリオ・マネジャーは、プット・オプションを100コントラクト、つまり一株6000円でA社株を売る権利を買って、11万円(1100円×100コントラクト)を支払います。同時に。現物株100株を5000円で買い、50万円支払います。

一週間後、ポートフォリオ・マネジャーは現物株からの配当を2万円(200円×100)を受け取ります。同時に、一株6000円でA社株を100株売ります。

 

トータルのキャッシュフローは、支払いが11万円+50万円=61万円、受取りが2万円+60万円=62万円、差し引きすると1万円の利益となります。

 

A社の現物株だけを買っても配当収入は得られますが、値下がりリスクを負うことになります。この戦略は、配当収入とオプション価格の歪みに注目して、その差額を収益とする考え方に基づきます。

 

(5) Fund of Funds(ファンド・オブ・ファンズ)

以前のブログで書きましたので、こちらをご覧くださいね。

http://www.ivyapproach.jp/entry/2016/02/17/060000

 

 

<English>

Let’s continue looking at hedge fund strategies.

 

(4)Relative Value

 

Recent performances have not been very attractive, though Relative Value is one of the most stable strategies. It has been generating 3 to 5% positive returns annually so far.

 

Relative-value arbitrage is an investment strategy that seeks to take advantage of price differentials between related financial instruments, such as stocks and bonds, by simultaneously buying and selling the different securities—thereby allowing investors to potentially profit from the “relative value” of the two securities.

The differential of the prices is also called “mispricing”.

 

The following is an example of Dividend Arbitrage transaction.

 

Suppose a stock price of A company is 5000 yen and the dividend will be paid 200 yen a week later. At the same time, the put option price, which is underlying A company is 1100 yen at the strike price 6000 yen. ( You can buy the right to sell an A stock at 6000 yen for 1100 yen. )

 

Then, an arbitrager who buys this put option by 100 contracts (in other words buying the right to sell A at 6000 yen) pays 110,000 yen (1100 yen X 100).

Simultaneously, he buys 100 shares of A stock at 5000yen, paying 500,000 yen.

 

A week later, he receives the dividend 20,000 yen (200 yen X 100 shares). At the same time, he sells 100 A stock at 6000 yen, receiving 600,000 yen.

The total cash flow then will be as follows:

 

(1) Payment: 610,000 yen = 110,000 + 500,000

(2) Receipt: 620,000 yen = 20,000 + 600,000

(3) Net cash flow = 10,000 yen as (2)-(1).

 

He will be able to earn dividends only by buying A stocks, though, he needs to take a downside risk of A stock. This arbitrage strategy focuses on the mispricing between dividend and option premium and make it money with hedging a downside risk with a put option.

 

(5)Fund of Funds

Please refer to the previous post

http://www.ivyapproach.jp/entry/2016/02/17/060000

                                        f:id:Endowment:20160304154438p:plain

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