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エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

米国エンダウメント:2015年度の運用状況 その1:パフォーマンス 2015 NACUBO-Commonfund Study of Endowments (NCSE) #1: Performance

米国NACUBO(The National Association of College and University Business Officers 全米大学実務者協会)が、全米812のエンダウメントの運用状況を発表しました。
http://www.nacubo.org/Documents/2015%20NCSE%20Press%20Release%20%20FINAL.pdf


ご存知の通り、エンダウメントとは米国大学の基金です。ハーバード大学やイェール大学のように数兆円を持つエンダウメントから、数十億円の小規模なエンダウメントまで総資産は5290億ドル(約61兆円)にも上ります。

さて、以下はその抜粋です。

(1) エンダウメント全体の2015年度の平均リターンは2.4%(運用費用控除後)。2014年度の平均リターン15.5%と比べると、大きく低下。
(エンダウメントの会計年度は7月初から翌年6月末まで。)

(2) 過去10年間の平均リターンは、7.1%から6.3%へ低下。

(3) エンダウメントの平均純資産総額は6億5100万ドル(約750億円)。 全体の半分以下のエンダウメントは、純資産総額が1億1500万ドル(約132億円)以下。

(4) 各資産クラスの2015年度の平均リターンは、以下の通り。()内は前年度比。
米国株式:+6.4%(▲16.4%ポイント)
債券:+0.2%(▲4.9%ポイント)
外国株式:-2.1%(▲21.2%ポイント)
オルタナティブ投資:+1.1%(▲11.6%ポイント)

伝統的資産もオルタナティブ投資も、全般的にパフォーマンスは冴えない年度でした。2013-14年は、株式が二桁プラス、債券も長期金利の低下によりリターンは5%程度、オルタナティブ投資も原油安の影響を受けておらず二桁の運用成績となっていました。

2015年度は、株式は横ばいか若干のマイナス、債券は金利が下がりきってパフォーマンスが出ず、オルタナティブ投資は原油安により、全体的に成績不振に見舞われました。

さて、2015年度は振るわなかったエンダウメントのパフォーマンスですが、彼らは成績不振ということで、ポートフォリオのリバランスや、資産配分を見直したのでしょうか。

そちらについては、次回解説しますね。

 

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2015 NACUBO-Commonfund Study of Endowments (NCSE) #1: Performance

 

NACUBO(The National Association of College and University Business Officers)has released how endowments performed in fiscal 2015.

http://www.nacubo.org/Documents/2015%20NCSE%20Press%20Release%20%20FINAL.pdf

 

Endowments are U.S. universities’ investment fund, which includes both large and small universities such as Harvard and Yale, and manages assets from several million to several billion dollars. Nowadays, there are 812 endowments in the US and their total assets are about 529 billion dollars.

 

Let’s take a look at the summary below.

 

1.Participating institutions’ endowments returned an average of 2.4 percent (net of fees) for the 2015 fiscal year(July 1, 2014 – June 30, 2015) compared with 15.5 percent for the 2014 fiscal year.

 

2. This year’s return was the lowest since the -0.3 percent reported for FY2012 and contributed to a decline in long-term 10-year average annual returns, to 6.3 percent from last year’s 7.1 percent.

 

3. While the average endowment was about $651.5 million in size, more than half the study participants had endowments that were below $115 million.

 

4. FY2015 investment returns for all of the investment categories are as follows
- US equities:+6.4%(-16.4% points)
- Bonds:+0.2%(-4.9% points)
- Foreign equities:-2.1%(-21.2% points)
- Alternative investments:+1.1%(- 11.6% points)

 

Both traditional and alternative investments performed poorly in FY2015. In FY2014 instead, equities gained more than double digits, bonds were up 5% due to the declining long-term interest rates and alternative investments performed double digit positively as well.

 

In FY2015, though, equities were flat or a bit negative, bonds performed poorly due to yields hitting bottom and alternative investments did not go well because of underperforming energy and natural resources sectors.

 

By the way, have endowments drastically rebalanced their portfolio since they performed really badly in FY2015 ?

 

Well, we will discuss their asset allocation next time.

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