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エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

ファンドの運用評価手法 その4  ソルチノ・レシオ Fund evaluation methodology #4 Sortino Ratio(using Standard Deviation of Negative Returns)

前回はリスク対比のリターンを測定する指標として「シャープ・レシオ」を学習しました。

 

この指標が便利なのは、異なるファンドを比較する際に、「リスク」(­=標準偏差/価格のバラつき度合い)対比でファンドの優劣を比較できるところです。

 

極論すれば、ヘッジファンドも通常の投資信託も、リスクという同じ土俵の上で比べられるということです。

シャープ・レシオが高ければ高いほど、取ったリスクに対してより高いリターンを上げたと評価されます。

一方で、ソルチノ・レシオはリスク対象となる計算値を、上方及び下方の価格変動全体ではなく、下方のみの標準偏差で計算します。

(価格が下がった時のみのリスク。)

 

例えば、プラスのリターンは当然ながら期待するとして、価格が下落局面にある際の下落幅の標準偏差の方が、リスクとしてより認識する投資家がいたとします。こういう投資家は、「リターンは大きいに越したことはないが、下値リスクが大きいのは困る!」と考える投資家です。

彼らはいくらリターンが高くても下落する際、下落振幅が大きいファンドはNGと考えるわけです。

 

さて、ソルチノ・レシオの計算式は次の通りです。

 

(月次リターン - 最小許容リターン)÷ 下方標準偏差 (これを年換算します。)

 

 

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TOPIX東証株価指数)と比較した、実際の例を見ますと(写真)、GCIエンダウメントファンド(成長型)のソルティノ・レシオは8.6ですが、

TOPIXは4.6と、ファンドは下値リスクに強いことがうかがえます。

http://www.gci.jp/files/fund/fund_19_4.pdf

 

また、これらのシャープ・レシオとい標準偏差は、それぞれ3.4/3.7、5.5%/20.8%になりますので、他の条件を考慮しないのであれば、

このファンドTOPIXよりも下値硬直性があり、リターンも安定的に出ると判断していいでしょう。

 

<English>

Fund evaluation methodology #4  Sortino Ratio(using Standard Deviation of Negative Returns)

Last time we learned “Sharpe ratio” as a measurement of risk/return profile.
It is very convenient for investors to use this measurement because Sharpe ratio can compare the performance of two (or more) different funds by various risk levels.

In other words, not only hedge funds, but also ordinary mutual funds can be measured on the same table by using Sharpe ratio. The higher the ratio is, the better the performance is.

While, Sortino ratio, which is calculated only by the downward risk unlike Sharpe ratio that calculates both the positive and negative performance risks, shows the return per unit of the downward risk.

Suppose that there is an investor who anticipates a positive return, but strongly recognizes the negative return as risk. This type of investor usually thinks, “I am happy with any upside returns but not satisfied with downside volatilities.” In fact, they dislike the funds that become more volatile when the NAV slides into negative territory.


Now, here you see how to calculate Sortino ratio.

(Monthly return - Minimum required return)÷ Standard Deviation of Negative Returns(s/b annualized)

Let’s take a look at the actual figures of TOPIX (Japanese equity) and GCI Endowment Fund(Growth), shown in the picture attached hereto. Sortino ratio of the fund is 8.6 and TOPIX is 4.6. This means that the fund has better resistance against downward risks than TOPIX.
http://www.gci.jp/files/fund/fund_19_4.pdf

Furthermore, their Sharp ratio and standard deviations are 3.4/3.7、5.5%/20.8%, respectively. So, the fund will be able to offer better downward rigidity and generate better performance.

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