エンダウメント投資戦略

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ファンドの運用評価手法 その2 標準偏差(ボラティリティ) - Fund evaluation methodology #2 Standard deviation (Risk / Volatility) -

もう一度、GファンドとSファンドに戻ります。

 

双方とも、絶対値の評価では各年ともプラスになっているので、そこそこ良いファンドのように見えます。ところが、リターンの振れを見ると、GファンドもSファンドもばらつきが大きいように見えます。

 

そのばらつきを計量化してみると、どちらのファンドの方が、より安定してリターンを上げているかが分かります。

 

ばらつきを計算するには、統計手法のひとつである標準偏差を使います。

標準偏差というのは、各月のリターンが平均リターンからどの程度乖離しているかを、統計的に計測するものです。

 

結果を先に言うと、Gファンド標準偏差は10.7%、Sファンドは7.7%となり、リターンの振れ幅はGファンドの方が大きいことになります。

Gファンドの平均リターンは20.7%、Sファンドは16.3%(2009-2012)になります。

つまり、Gファンドの年間リターンは、上は+31.4%、下は+10%の範囲に収まり、Sファンドのリターンは同様に、年間+24%~+8.6%の範囲に収まります。

言い換えると、Gファンドは値動きは大きいがリターンもそれなりに高く、Sファンドは値動きはそれほどではないが、リターンはより安定的といえます。

 

注意しないといけないのは、リターンがこの範囲に100%収まるというわけではなく、標準偏差の特質上、約7割の確率で収まるということになっています。

 

 このように、ファンドを評価する際には、単純な絶対リターンを比較するだけでなく、基準価額がどの程度振れるのかを知っておく必要があります。

 

そうでないと、「このファンドが3割も暴落するとは思ってみなかった」とか、「こんな値動きの大きなファンドとは聞いていなかった」とトラブルの元になるかもしれません。

 

専門的には、この標準偏差のことをリスク、または「ボラティリティ」(=基準価額の変動率、英語のvolatile‘不安定な、変動する’からきています。)とも言いますが、一般投資家でもプロでも必ず押さえておきたい数値です。

 

 

Fund evaluation methodology #2  Standard deviation (Risk / Volatility)

 

Fund evaluation methodology #2  Standard deviation (Risk / Volatility)

 

Let’s get back to G-fund and S-fund.

G-fund and S-fund looks performing well in terms of the absolute returns since their annual returns were all positive.

 

However, the monthly returns of both funds vary widely.

 

So if you can calculate such a variation statistically, you will be able to know which fund performs better and more stably against the NAV variance.

 

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When we calculate it, we use the standard deviation, which is a measure that is used to quantify the amount of variation or dispersion of monthly return against the average return.

 

The standard deviation and return of both funds are 10.7%, 20.7% and 7.7%, 16.3% respectively. In other words, the annual return of G-fund varies between +31.4% and +10% and so does S-fund between +24.0% and +8.6%. This means that G-fund is a high-risk-high-return fund and S-fund has more stable risk-return profile.

 

There is one thing we must pay attention to regarding this figure. One standard deviation covers only about 70 percent probability of performance dispersion.

 

In this way, when you evaluate the funds, you must not only compare the absolute returns but also understand how much NAVs vary in the past.

Otherwise, you will complain, “I’ never ever would have thought that this fund would lose 30 percent.” “I hadn't heard that the fund was this volatile!”, which causes trouble in your family.

 

By the way, the standard deviation is called “risk” or “volatility”, among which the market participants use as the same meaning.

This technical term is very useful for individual investors as well in order to know the characteristics of the fund you invest in.

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