エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

ボラティリティ・マネジメントについて

今回から、再びヘッジファンドの投資手法を見ていきます。

 

さて、今日のテーマは資産運用の永遠の課題かもしれません。ヘッジファンドの運用者だけではなく、ロング・オンリー(買い持ち)中心の運用者や、一般投資家にも重要な命題です。

 

なぜ、ボラティリティ・マネジメント(市場変動から受けるポートフォリオへの影響をコントロールすること)が重要なのでしょう。

 

それは、投資家誰しも損をしたくない、もしくは少しの損はOKだけども、大損は困る・・・と考えているからです。

 

そもそも市場のボラティリティ(価格変動)をコントロールするのは不可能に近く、もし本当にボラティリティをゼロにしたければ現金を持つしかないわけです。

ただし、現金保有ではボラティリティは発生しないものの、利子どころか運用成果はついてきません。

 

逆説的かつ自明なのですが、運用成果や投資収益はボラティリティがあるから生まれる、ということなのです。

 

ここが重要なのですが、収益はボラティリティから生まれるということは、ボラティリティの管理の仕方がまずければ、投資収益も変動(多くの場合は減収)してしまいます。

 

 ヘッジファンドではここを“果敢に管理して”運用します。以下は、その代表例です。

 

TEDスプレッドのロング>

テッドスプレッドと言い、米国国債=Treasuryをロングし金利先物=Euro Dollarをショートする取引です。

一般に、市場のボラティリティが上昇する際は、信用力の高い米国債が選好されます。

そこに目をつけて、下値リスクを抑えながら、価格差の拡大で収益を上げていこうとするもの。

従来からある、伝統的なボラティリティ回避的オペレーションです。

 

<アウト・オブ・ザ・マネー OTM=Out of The Moneyのオプション・ロング>

アウト・オブ・ザ・マネーなので、近々その価格まで到達しないであろうといオプションを買うことで、将来万が一、ボラティリティが上昇した際にそのオプションが値上がりすることで、保有するポートフォリオの損失を最小限にしようとするもの。

言い換えれば、遠くのOTMのオプションを買って、低コストでポートフォリオに保険を掛けておこうとするもの。

 

今日はこの辺にしておきましょう。

Volatility: A Sophisticated and Potentially Pricey... | Morningstar

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