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エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

「クレジット・スプレッド・トレーディング」とは

なかなか一言では説明しきれないのですが、全体感としては「金利リスクやイールドカーブ・リスクをヘッジしながら、各債券の本源的な信用力の差から生じる価格差に注目して、低リスクで価格差を収益化する」、とでも言えるのではないでしょうか。

 

具体的にはこんな感じです。

 

たとえば、BB格付けのハイ・イールド債券と米国10年債券(トレジャリー)の*金利スプレッドが4.2%ポイントあったとしましょう。

もちろん、アウトライト取引で利回りが6%程度のこのハイ・イールド債券を償還まで持ち切るのもひとつの考え方です。ただ一方では、投資家にとっては残存期間が長すぎて、金利変動リスクにさらされる、もしくはデフォルトリスク(債務不履行リスク)も取らなければならないのは困る、ということもあるでしょう。

*OAS=オプション調整後スプレッド。期前償還を勘案した実際の利回りから計算されるスプレッド)

 

こうした場合、ハイ・イールド債券とトレジャリーのスプレッドに注目して、スプレッドが縮小したところで買い、スプレッドが拡大したところで売却すれば、アウトライト取引をするよりも、リスクを抑えて収益を実現できるかもしれません。

 

 ハイ・イールド債券をロングし、トレジャリーをショートすることで、金利変動リスクを回避し、スプレッドを確定させます。ここで、信用リスクだけを分離した取引が可能となります。

 

目論見どおり、景況感の悪化により、ハイ・イールド債券が売られトレジャリーが買われてスプレッドが広がれば、収益機会の到来となります。

 

ただし、ハイ・イールド債券は流動性が高い銘柄やハイ・イールド債ETFを利用するなどして、ポジションをフレキシブルに調整する必要がありますので、時差等も考慮すると、米国でのオペレーションが必須となってきます。

 

残念ながら、日本ではハイ・イールド債券市場が存在しないため、この手法は使えないのが現実です。

 

https://research.stlouisfed.org/fred2/series/BAMLH0A1HYBB

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