本日はバイアウト・ファンドについてお話ししましょう。
バイアウト(buyout)とは、もともと英語で「買収する」という意味の単語です。
そこから転じて、バイアウト・ファンドとは対象企業の株式を取得して、業績向上を図るにより企業価値を高めます。最終的には、上場させたり売却したりして、収益を上げていくファンドのことを指します。
バイアウト・ファンドにも大まかには次の二種類に分けることができます。
(1)MBO(マネジネント・バイアウト Management Buyout)
MBOは対象企業の既存の経営陣に株式を取得させ、出資した投資家とともに経営にあたり、業績向上を目指すものです。
(2)MBI(マネジネント・バイイン Management Buy-in)
MBIは対象企業に外部から経営陣を送り込み、その新しい経営陣が出資した投資家とともに経営にあたり、業績向上を目指すものです。
双方とも最終的には上場益や売却益の獲得を目指すわけですが、やはりこれも時間がかかり、経営が上手くいく保証があるわけでもありません。
また、企業買収には大きな資金が必要ですので、買収資金を借り入れる場合もあります。
これはLBO(Leveraged buyout)とも呼ばれます。
いずれにせよプライベート・エクイティは、企業と資本市場のダイナミズムを感じさせますね。
https://youtu.be/5IPG7GYPzUo?t=25