エンダウメント投資戦略

世界最先端の投資戦略について解説します!

GCIアセット・マネジメント:チーフFXストラテジスト・岩重竜宏がブルームバーグのインタビューに答えました

当社チーフFXストラテジストの岩重竜宏が、ブルームバーグのインタビューに答えました。

 

ブルームバーグの記事はこちらになります。

www.bloomberg.co.jp

 

以下は抜粋です。

 

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GCIアセット・マネジメントの岩重竜宏チーフFXストラテジストは、「万一自民党が下野することになれば、ドル・円は100円割れの方向になる」と予想。黒田東彦日本銀行総裁の金融緩和策に批判的な前原誠司民進党代表が次期日銀総裁人事で主導権を握ることをマーケットが織り込みに行けば、「リスク回避的な動きが相当出る可能性がある」とみる。前原氏には「前回民主党政権の時に80円割れの円高を2年間も放置したという悪いイメージもある」と言う。
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ダートマス大学エンダウメント:アイビーリーグのトップを切って2017年のパフォーマンスを発表

米国アイビーリーグは、ハーバード大学、イェール大学、ペンシルバニア大学 プリンストン大学コロンビア大学ブラウン大学ダートマス大学 、コーネル大の8校からなりますが、その先陣を切ってダートマス大学エンダウメントが2016-17年度のパフォーマンスを発表しました。

 

米国エンダウメントは2017年6月末に決算を迎えますが、同エンダウメントの年間パフォーマンスは+14.6%と好調でした。運用資産総額も約10%増加し、約5400億円に成長しました。

 

同期間のS&P500指数は+15.4%となっており、米国株のパフォーマンスには劣後したものの、全エンダウメントの平均リターン+11.3%(ウィル―シャー社調べ)を凌駕するものとなっています。

 

同エンダウメントのポートフォリオは下図になりますが(2016年6月末現在)、このエンダウメントも約56%もオルタナティブ投資に配分しており、オルタナティブ投資の運用成果がポ-トフォリオ全体のパフォーマンスに大きな影響を与えていることが分かります。

 

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(参照記事:https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-09-13/dartmouth-gains-14-6-as-ivy-league-endowment-value-hits-record

MIT(マサチューセッツ工科大学)エンダウメントの年間パフォーマンスが14.3%と好調

毎年第3・第4四半期は米国エンダウメントが、パフォーマンスの発表を行いますが、メジャーなところで、MITエンダウメントが2017年6月期の運用成績を発表いたしました。

2017年6月末(年度末)でのリターンは+14.3%(過去一年)で、運用資産は148憶ドル(約1兆6200億円)となりました。他エンダウメントのパフォーマンスが出そろっていませんので優劣の判断はつき難いですが、同じ期間のS&P500のパフォ-マンスが約15.3%ですので、若干米国株には劣後しています。

 

ただし、そのポートフォリオは伝統的資産とオルタナティブ投資分散投資されていますので、絶対パフォーマンスの比較は難しいものがあります。

 

ただし、エンダウメント全体では、昨年度はマイナスの運用実績でしたので、全体的には回復基調にあると思われます。

 

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(参照記事・データ:https://vpf.mit.edu/sites/default/files/downloads/TreasurersReport/MITTreasurersReport2017.pdf

 

 

GCIアセット・マネジメント:ポートフォリオ・マネジャーの山本匡がブルームバーグの”WEEKLY BRIEF: HEDGE FUNDS”で、直近の運用戦略について語りました。

ブルームバーグの記事はこちら(Voicesをクリックしてください)

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以下はインタビューの抜粋です。

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How are you positioned now?

This year, there has been only one major trend in global markets: U.S. equities. Our core position has been long North American equities, which is the main return driver of the portfolio. Some bond and currency positions have worked as a downside risk hedge against our equity position. During the French presidential election in April and May, a long German bund/short French OAT position reduced the risk. For the sharp fall in stocks on May 17, a long Japanese yen position reduced the loss from our equity positions.

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関連するファンドのパフォーマンス等はこちらのレポートの8ページをご覧ください。

http://www.gci.jp/files/fund/fund_18_4.pdf

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ポートフォリオの状況


当月も従来通り独自開発の動的ポートフォリオ・モデルに基づき、世界各国市場の株式市場・債券市場・為替市場へ分散投資を行いました。

 

当月は-0.40%のリターンとなりました。引き続きグローバル金融市場で最も強い動きである米国株式の上昇の収益化を目指す米国株式の買い持ちを主要なポジションとしつつ、資産間の相関関係を活用して株価の下落時に収益をあげることが期待されるポジ
ションが構築されました。

 

前月までは通貨・通貨ポジションを活用して株式の下落リスクに備えていましたが、前月の相関構造の変化を受け、資産クラスを跨いだ取引を縮小し、新たに欧州株式の売り持ちによって米国株式リスクを相殺するポジションが組み込まれま
した。

 

当月初には前月から引き続く損失が発生しましたが、当月中盤から後半にかけてはポジション調整も機能してパフォーマンスが回復しました。

 

収益ドライバーとして米国株式の買い持ちを今後も保有し続ける点に変化はございませんが、前月の相関構造の変化を受け、株価の下落時に備えて保有されるポジションが入れ替えられていっております。今後も最新のデータから相関関係の推定を更新していき
ながら、足下の市場環境に適応していく形でポートフォリオの入れ替えがなされていきます。
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GCIアセット・マネジメント】:弊社ポートフォリオ・マネジャーの学術論文が発表されました。

弊社ポートフォリオ・マネジャーの時岡毅実が共著した学術論文、

 

“On the Effect of Bank of Japan's Outright Purchase on the JGB Yield Curve”

(邦訳:日銀の国債買入れがイールドカーブに与える影響)

 

が、東京大学経済学部および東京大学金融教育研究センターのホームページに掲載されました。

東京大学経済学部および東京大学金融教育研究センターのホームページはこちら。

↓↓

http://www.cirje.e.u-tokyo.ac.jp/indexj.html

http://www.carf.e.u-tokyo.ac.jp/workingpaper/F419.html

 

論文はこちらをご覧ください。

 

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ミシガン州立大学エンダウメントの年間パフォーマンスが良好

エンダウメントの決算日は通常6月末になり、年度ごとの決算は早くともその年の10月以降に発表されますが、同大学エンダウメントは他校に先駆けて、2017年6月末基準の運用成績を先日発表しました。

 

同エンダウメントの運用資産は約3000億円ですが、発表によれば過去1年の騰落率は+15.4%、同じく過去3年、5年、10年の年平均騰落率はそれぞれ4.5%、8.4%、5.0%となっています。

 

このエンダウメントのポートフォリオの内訳は、約35%(1,000億円)が海外株式、約52%(1,500億円)がオルタナティブ投資ヘッジファンド、不動産、実物資産等)、約8%(240億円)、約6%(172億円)とオルタナティブ投資への運用割合が、上位エンダウメント並みになっています。

 

今回はこのオルタナティブ投資(特にヘッジファンド)と海外株式のパフォーマンスの寄与が大きかったとのことですが、海外株式に関しては超過収益が獲得できるのは短期間ではないかと、同エンダウメントCIOのゼシャー氏は述べています。

 

興味深いのは、同エンダウメントはポートフォリオの中身もさることながら、外部運用を委ねている各運用会社名まで開示してあることです。

↓↓

https://investments.msu.edu/list-of-investments.html

 

運用主体と運用会社がパフォーマンス達成に向け、緊張感を保てるような開示ともいえるでしょう。

各エンダウメントとも2016-17年度のパフォーマンスは好調のようですが、第四四半期に発表される決算に注目したいと思います。

 

 

 

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参考記事:http://www.crainsdetroit.com/article/20170818/news01/636686/hedge-funds-help-boost-msu-endowment-154

ハンプシャー大学エンダウメントのESG投資への取り組み

ハンプシャー大学はマサチューセッツ州にある小規模な私立大学です。学生数は1500名、エンダウメントの資産も40百万ドルと、とてもアイビーリーグのエンダウメントには及びません。

 

しかしながら、同大学は1970年代に全米の大学では初めてSRI投資(社会的責任投資)を宣言した大学の一つであり、先進的な投資哲学を持ったエンダウメントでもあります。

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その後、2011年にはESG投資(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance))を採択し、全米大学エンダウメントの中で初めて化石燃料関連企業への投資をやめたことでも知られています。

 

ここ数年、米国大学のエンダウメントの運用成績はあまりふるっていないのですが、ハンプシャー大学エンダウメントの運用成績は、こうした脱化石燃料関連企業投資が奏功し、ベンチマークよりもよい運用成果となっています。例えば、直近5年間のエンダウメント全体のパフォーマンスは年5.4%でしたが、同エンダウメントは年6.4%と1パーセントポイント上回っています。

 

ハンプシャー大学エンダウメント 投資対象資産内訳>

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結果的にパフォーマンスが向上するのはよいことですが、なによりも同エンダウメントの運用哲学が徹底しているのが、その強みでもあります。株式、債券、ヘッジファンド、その他代替投資など、あらゆる資産クラスに運用する際にはエンダウメントの投資哲学の一貫性や風評を害することなく運用を継続していくこと、と同エンダウメントのDick Hurd氏は述べています。脱化石燃料投資はその一環というわけです。

 

(参照記事:http://www.alternet.org/environment/first-american-college-divest-fossil-fuels-has-outperformed-average-investment-return

 

 

小規模エンダウメントにはETF分散投資が有効?

CAIAのアナリストとマサチューセッツ大学の教授が興味深い研究結果を発表しています。

結論から申し上げますと、小規模エンダウメントにはオルタナティブ投資は必要ではなく、むしろETFで複数の資産に分散投資したほうが有効であるとのことです。

 

オルタナティブ投資のファンド・マネジャーにとっては耳の痛い話ですが、論点は以下の通りです。

 

(1)エンダウメントのパフォーマンスは運用費用控除後で表記されるものの、非流動性資産を運用する運用スタッフの人件費などは調整されていない。

 

(2)多くの小規模エンダウメントは、ハーバード大学エンダウメントの運用ポートフォリオをコピーする事例が多いものの、結局米国株への投資割合がかなり高い事例が多々ある。

 

(3)エンダウメントの基本投資割合は多くの場合変わることがないため、一旦マイナスのパフォーマンスに陥ると、複利的にマイナス幅が広がる可能性もある。

 

こうした状況に対しての解決策は、

 

(4)低コストETFを組み合わせ、効率的なパフォーマンスをめざす。(下図)

 

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(5)オルタナティブ投資を否定するわけではないが、そのエンダウメントの運用資産規模、高いファンド・マネジャーの選択能力、運用スタッフの拡充が必要である。

 

アクティブ運用かパッシブ運用かの論争は決着を見ていませんが、ここでもオルタナティブ投資を導入するか否かの議論がにぎやかです。要するに、他のエンダウメントをまねするのではなく、身の丈に合った運用戦略を持つべし、というのが彼らの意見なのでしょう。

 

(参照文献:https://www.ai-cio.com/news/multi-asset-etf-portfolio-best-route-smaller-endowments-isenberg-professor-says/

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